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「TOP50 亀山ダム戦」


増水の亀山ダムと上流から来た流木

「トキタボート」桟橋。エンジン船が沈んだ

優勝した竹内プロ。プラクティスで。
 TOP50第1戦の代替試合となるこの試合、野尻湖で巻き返したのもののポイントランキング24位と出遅れている私にとっては落とせない大切な試合でした。それだけではなく、亀山ダムはガイドもやっているホームレイク。思いいれもありますし、前回開催されたとき優勝したのが井手プロだったり、その井手プロとの亀山DVDを作成中だったりと「負けたくない理由がたくさんある」特別な試合でした。予定を無理やりねじ込んでプラクティスに出た日数14日間。プラをたくさんやればいいというものではないですが、今回は変則のオフリミット(練習禁止期間)1日だけというルールだったのでプラはやればやるほど有利になると思っていましたし、何もせずにはいられない、そんな気分でした。
 そんな私の気分を知ってか、湖上やトキタボートの事務所などで色々な人が声を掛けてくださり、またメールや掲示板などにも非常にありがたい声援をいただきました。試合当日は横断幕までかけてくださった井上さん、皆さん、本当にありがとうございました。まずはじめにお礼申し上げます。
 長期間のプリプラクティス、私は非常に好調でした。もちろんダムの放水やプレッシャーなどによって左右はされましたが、7日連続50UPキャッチなどという感じでした。そのときのビッグフィッシュパターンは中流域の崩落と岩。ルアーはゲーリークローテキサスリグです。スモラバではありません。そのほかにもフラットでタイミングで取れる600〜800gのフィーディング系、各ボート屋さん桟橋下のナイスキーパー、立ち木系のクランキング、沖立ち木系の中層など、3日間で上手くいけば9500g、ミスっても8400gは取れる釣り方と場所を見つけていました。
 だいぶ前からこの試合は「搾り出しあいの釣り方勝負」になると思っていたので、サイトフィッシングンも猛特訓しました。プラの初期、8月の頭にはサイトオンリーで50UP1、45UP4含む50本近いキーパーを釣ったりもしていました。しかし猛者ぞろいのTOP50を前に安心などという言葉は全くなく、試合が近づくにつれ迷いも出てきていました。本当はもっとスゴイ私の知らないことがあるのではないかと…。湖自体、お盆からのプレッシャーも蓄積しており、一度リセットしたい気持ちにもなっていました。

 さて試合当日は幸か不幸か私のプラクティスのプランなど吹き消してしまう台風11号が上陸。初日は当然中止でした。一夜明けて湖は大増水ド茶濁りという状況。ざっと2mは水かさが増えていました。下流域では浸水もあったようです。私も外にいましたが、雨風ともにすさまじい台風でした。ダムは大量の流木が上流から流れてきて湖をふさぎました。地元の方々のおかげでなんとか開催することができましたが激変したのは間違いないと思いました。去年だったらこの状況を理由に勝負を投げてしまっていたかもしれない私。しかし「負けたくない理由がたくさんある」以上はやるしかない。ワールドを7年もやっていたら長期プラが台無しになることくらいよくあるものです…そう思って頭をリセットしました。
 初日はスタートも悪く本湖から釣りに入りました。増水前バスの多かったフラットに隣接する薄いカバーをテキサスリグで撃っていきましたが反応なし。濃いカバーは増水のため奥のショアラインが丁寧に撃てないのでやりませんでした。時間の限りがあるトーナメントでベタ流しは厳禁です。
細いクリークや水の入ってきているところをライトリグとテキサスリグ、スピナーベイトで攻めるも反応なし…この時点で釣れない大会になることが分かったので、大増水ド茶濁りの定番となる折木沢上流を目指しました。
 最上流のプールと呼ばれる淵は案の定大船団。その少し下がったところがやりたかったのですが、ここには藤木プロと大熊プロがいました。時間つぶしでウロウロしていると本湖に比べて若干濁りも弱い上流部、かなりのバスが視界に入ってきました。しかし狙おうとすると近くを釣り人のボートが通り、バスが消えてしまいます。何とか水面ラバージグで1本キャッチ、その後4本立て続けにバラしてしまいます。バレた理由はプレッシャーでかなり食いが甘いからです。
 かなり水温も上がったせいか、14:00近くなるとフラット上にもバスが見えてきました。これをミニアースワームの1/32ozダウンショットで2本狙い撃ち。普段は亀山では絶対にオフセットフックしか使わないのですが、甘噛みでミスってるだけにマスバリで初トライでした。しかしこの日はこれで終了。見えている中でも大きいのだけにキャストをした甲斐あって、3匹ながら9位という高位置につけることができました。TOP3とは大きくウエイトが離れていましたが、そこは増水時の亀山。水の回復とダムの放水次第で激変もありうると希望をもつことにしました。
 2日目はボートを変えて出船しました。初日に使ったボートは幅が広く普段は便利なのですが、流木につかまりやすいためバッテリーが減り、コードが熱を持つからです。そのため全快で折木沢まで片道一時間かかっていました。
 初日と変わらない水の感じにこの日も折木沢へ。猪川や笹川も気にはなりましたが、エレキ戦はこのあたりのポイント移動ができないので今回はあきらめました。折木沢は前日に増して人が多く、苦戦しました。1匹目をとったのは10:00。遅くても12:00には帰着に向かわないと間にあわないのであと2時間です。釣り方は初日と同じでしたが、ハイプレッシャーと曇り空のため見えるバスは少なく思いました。10:30に太淵とよばれる岩盤で今度は見えない魚を追加。しかし2匹で700gくらいしかありませんでした。
 ボイルがたまに起こっていたのでミノーでチェック。ガツンと2回ほど当たるがのらず、あきらめて帰着に向かいました。帰り道で気になるカバーだけ打っていこうと思って「つばきもと」のリーズにテキサス撃ち。これで1匹追加できましたがやはりサイズが小さく、順位を上げることはできませんでした。


  結局終わってみれば13位。大きな環境変化の中、今回はよく凌いだと納得することにしました。遅いエレキに加え、釣れるエリアが果てしなく遠いということ、実質プラのない状況だが場所で釣れる大会だったということ、ホームの私が3匹づつしかつれなくても13位という釣れなさすぎな大会だったということ…後悔のない試合だったので、更なる上位入賞は次回以降頑張ることにします。
 前回の亀山戦は、初日3位という好スタートを切ったにもかかわらず、2日目に迷いが生じ、最終日はエリアバッティングの可能性があった最強の敵、井手プロから逃げて「よりとも」方面へ向かい失敗しました。この試合はそのリベンジ、逃げずに戦う、それができたことで次につながると信じています。

(2005/08/31)