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「最近のマイブ−ム〜ルア−編〜」  






     ディープクランキングゲ−ム 大熊 一徳

今現在(5月下旬)琵琶湖の私のガイドパターンの中核になっているのはディープクランクである。
このパターンの出現は琵琶湖・南湖のスポーニングがピークを過ぎたゴールデンウィーク以降からなのだがこの原稿を書いている今現在も続いているなかなか長寿なパターンである。
そんなディープクランキングゲームが最近の私のブームである。単にディープクランクと言っても同程度の泳層深度を持つものでも非常に多くのルアーが存在する。そんな中、現段階で今の琵琶湖のディープクランクで最も安定した釣果を誇っているのが「ファットぺッパー」である。理由は色々考えられるのだがあらゆ同層深度のるディープクランクをキャストしまくった結果、我々ガイドアングラーの共通した答えとなったのが今のところこのルアーである。
しかしながら私の中ではもう一つその「ファットペッパー」に勝るとも劣らない釣果を誇ったルアーが一つだけある。それが旧タイプの「ポー・400」である。ただし今現在このルアーは市場で安定して流通しているルアーとは言い難く結果としてゲストにお勧めするルアーは前者となっている。
そもそも「ポー・400」自体は国内販売以来十数年に渡って愛用してきたお気に入りルアーの一つである。そのためそれなりに個人的なストックは持っているのだがすでに塗装が黄変してきており、もともとの塗装も決して綺麗なものではなく見た目ではお世辞にもこれが釣れるルアーとは見えないだろう。
しかしながらこのことこそルアーのたるものの本質を物語っていると思う。我々の視覚認識や色彩感覚とはまったく別の次元で魚たちはルアーを認識しているのである。
特にクランクベイトの場合彼らはそれを視覚ではなくその存在自体を体で感じているように思う、このルアーの出す波長、波動こそが我々が感じ取ることが出来ない部分であり実際にルアーを現場でキャストしてみるしか最終的には答えが出ない部分でもある。
またこの「ポー・400」が他のルアーにない優れた点と言うのも明確な答えがあるのだがその辺りはまた別の機会にお話するとして今回私が訴えたいのは決して万能なルアーなどはないと言うことである。
常にそのときその場所にマッチングするルアーこそある、それをいかに的確に選び出し使いこなすことが出来るのかそれこそがアングラーの能力であり、ルアーで魚を騙して釣るというルアーフィッシングの根本である。決して人間の流行に左右されない自分だけのルアーフィッシングの世界を確立して行っていただければと思う。

(2005/06/18)