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「最近のマイブ−ム〜ルア−編〜」  


スピニングクランクと言えばこれ。シャッドライダー。右はハンドメイド。(以前も紹介しましたが…)

高滝ダムにて

シャッドラップも定番中の定番。5cmは明らかなスピニングルアー。ダンクもOK

ファンタジスタ60ML−Sのセパレートグリップ

        「マイブーム?」 小森 嗣彦

 バスフィッシングは単純に「釣れたら楽しい」の他に、「このルアーで釣りたい」といった楽しみ方もあります。釣りを覚えた手の頃はそういった気持ちからショップへ行ってルアーを見ることすら楽しみでした。昨今のハイプレッシャー下で戦うことが当たり前となったトーナメントばかり出ていると、そんな気持ちを少し忘れてしまう気がします。「釣らなければいけない」から「釣れる釣り」ばかりをしてしまう。これでは本当の楽しみの半分しか味わえてないと思います。

 
 5年ほど前、JBのU.S.チャレンジでレイクミードに行った時の事です。私の初日のパートナーはアート・ベリーという西海岸では有名なプロでした。彼はクラッカーのついたダブルバズを「ドラゴンフライ」(=トンボ)といって投げ続けていました。湖面にはおそらくアオモンイトトンボの一種が飛んでおり、それをイメージしたからダブルバズだというのです。湖はアフタースポーンのパターン。回復したバスが確かに湖面のトンボに反応していました。超クリアーと砂漠の日差しのミードでは空中のトンボにバイトする光景も見られました。
しかしバズベイトオンリーの攻め方には限界があります。エリアを永遠に流していくとバイトは遠のいてきます。それでも彼はバズを投げ続けました。私がノーシンカーでフォローを入れると簡単にバスが釣れるにも関わらず…。そのとき思ったことは、彼はバズが好きなんだ、そしてバズベイトで釣りたいんだということでした。このときは通用しなくても違う大会では優勝することもあります。「これで釣りたい」と言う強い気持ち。本場のバスフィッシングはそんな楽しみ方を貫くことも強さの一つだと実感しました。
 
 しかし日本のトーナメントでそれをやるにはあまりにも無謀でしょう。そんなトーナメントを戦い続けていた私にとって「マイブームは?」と聞かれてもピンときませんでした。以前ロボリーチをよく使っていたけど、今はパワーリーチがお気に入りでマイブーム。う〜んそれは違う気がします。以前はダウンショットだったけどいまはジグヘッド。それも違いますね。とにかく新しい情報が次から次へと入ってくる中、新しくていいものを探して吸収し、古くてもいいものを残していく、そんな「作業」だった私の釣りにとって。広義でのマイブームはないのかもしれません。
 
   しいてあげるなら…

 ここ何年か私はスピニングクランクパターンをよく試します。小さいクランクやシャッドをシャローのほんとにショボいストラクチャーに絡めてただ巻くだけですが、ワーミングより効率的です。霞ヶ浦やリザーバーでかなりの実績があります。ルアーの種類は写真のようなものが中心です。ベイトで使っているものもスピニングで使うとまた違ったコンディションのバスに有効になります。ワームだと思って使うことがこの攻め方の最大のポイントです。
 次にタックルですが、スピニングロッドはほとんどのものがワーム用に開発されています。もちろんそんなに違いはないですが、私はミノー用に開発しているファンタジスタのソリットモデルFS−60ML−Sを愛用しています。このロッドはスピニングクランクに最適です。キャストもしやすく、フッキング性能も高く、バラしにくいロッドです。
 スピニングリールはワーミングのときと同じでOK。ラインはフロロの5LBがいいでしょう。細いと根掛りでルアーをロストしてしまいますから。
 
 いつの日か試合で投げやり?になって、これをやり通して優勝する日が来るかどうか分かりませんが、フィールドの状況に合わせた釣りの中でも「これで釣りたい」というルアーを投げ続ける楽しさも持ち合わせて行きたいとこの原稿を書きながら実感することができました。

(2005/06/07)