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    『ウインタ−バスをGETする3つのルア−









           「部長の屁理屈?」

このお題を聞いてまず考えた正直な感想は「困った・・・」でした。

まず思ったのは、一口にウインターバスと言っても、狙うフィールドによって対応するルアーがそれぞれ違ってきてしまうということです。例えば、ぼくが日頃ガイド業を営む琵琶湖でも、北湖と南湖では使うルアーが違ってきてしまいますし、それが野池や川となればさらに違ってきてしまいます。もっと言ってしまうと、天候や水色によっても違ってきてしまいます。純粋に釣りを楽しむアングラーとして正直にそう考えてしまったのです。逆に言えば「この3つですべてOK」そんなことを言い出すと、ちゃんと釣りをしてる方々に「おいおい・・」って突っ込まれる可能性が大なのです。

次に思ったのは、これを読んでいただいている方々のことでした。少しずつですが、全国各地で「見てますよ!」って声が聞こえてきはじめているのですが、そういった方々とお話をさせていただくと、みなさん“それなり”にバスフィッシングをされている方ばかりです。そんな方々を相手にぼくがウインターバスを釣るルアーを3つあげたとしても、きっとありきたりのモノになってしまうはずです。ある程度釣りをしていれば、使うルアーは想像がつくからです。そんな方々はきっと「何を?」じゃなくて「なんで?」を聞いてみたいはずです。少なくともぼくはそうですからね。

こんなお題を出されたら、普通は“無難”にルアーを3つ並べて、いろいろと解説をするのが常なんだと思います。正直言ってぼくも過去にそうしたことがありました。でも、今はものすごい量の情報が飛び交う情報化社会です。きっとバスフィッシングを始めて間もない方でも、それなりの情報を持っておられるはずです。そんな状況下で“無難”なことをしていたら、間違いなく“情報源”にはしてもらえません。だからって奇をてらったルアーや使い方なんかを紹介しても、一時的な流行は作れたとしても、そのうち見破られてしまいます。みなさん空想の世界で釣りをしているわけじゃないですからね。あとは、そうですね〜、「あ〜またルアーの宣伝や〜」ってくらいに思われて終わりでしょうね。

そんな風に考えてしまうぼくなので、ここまで読んでいただいたのに大変申し訳ございませんが、3つのルアーを挙げることはしません。その変わり参考になるかどうか分かりませんが、ぼくがウインターシーズンのバスフィッシングでルアー選びのキーにしていることを紹介したいと思います。それでどうかご勘弁を〜

ぼくがキーにしていることは「短い移動距離の中でより多く動く」ということです。例えば、クランクベイトを使うシュチエーションがあったとしたら、ぼくはよりピッチが早いクランクベイトを選ぶということです。そう考えると、どんな形状のクランクベイトがピッチが早いかを考えたり観察するようになりクランクベイトへの造詣が深くなるっていう特典もついてきます。

「短い移動距離の中でより多く動く」の定番といえばメタルジグやメタルバイブ、テールスピンジグですが、「短い移動距離の中でより多く動く」をアレンジして考えると冬の定番と言われているルアーも考えの上に挙がってきます。ジッとしているのに、ラバー一本一本が水流で微揺動するラバージグなんかがそうですね。あとはイモグラブってのもそうなんです。ミドスト風のロッドアクションを加えるとクイックイッと短い距離の中でクイックなドックウォークをするんです。

冬でもバスフィッシングに足繁く通う方は、本当にバスフィッシングが三度の飯より大好きな方だと思います。そんな方々はきっとぼくがあれこれ言わなくても、ご自身の『釣り』を持っておられると思います。その『釣り』にぼくの考え方「短い移動距離の中でより多く動く」が入り込む余地があれば、騙されたと思って一度入れてみてください。もしかしたら、もしかすると・・・。そして、いよいよバスフィッシングの楽しさにハマり「今年は冬も通ってみるぞ!」って方は、冬のバスフィッシングに関するいろんな情報を欲しておられるとは思いますが、単純にルアーの情報だけをどこかから仕入れてくるんじゃなくて、ぼくの「短い移動距離の中でより多く動く」を騙されたと思って参考にしてルアーを見ていただければ、もしかして、もしかすると・・・。

さぁさぁ、屁理屈ばっかり言ってるぼくの原稿を見終わったら、まだの方は1秒でも早く、すでに読んだって方はもう1度、小森くんや大隅さん、大熊さんの原稿を読んで頭の中を正常にしてくださいね〜、ぼくもそうします〜(笑)

(2005/12/07)