HOME MAGAZINE Field Info. GUIDE ABOUT BBS LINK
    『ウインタ−バスをGETする3つのルア−
























































    クレージーアングラーの為のアプローチ法」

この原稿を書いているまさに今、この冬最強の寒波が私の住む九州北部を襲っている。外は10mを超える強風が時折降る雪と共に吹き荒れている状況だ。朝夕の気温もとうとう0℃を割り込み、最高気温も10℃に達しない。
九州というと温暖なイメージがあるのだが日本海側に面する、ここ福岡は寒波が入ると一気に冷え込み南国イメージなど皆無の雪を伴った冬景色となることも度々である。こうなると水温も一気に低下しほとんどのフィールドは10℃を割り込み6℃前後の水温となり本格的な冬を迎えることとなる。

こうなるとフィールドから足も遠のき本格的なシーズンオフと一般的にはなるのだが…生来が釣り好きのフィッシング・ジャンキーの私のような人間だとそうはいかない。3日も水の上にいないとどうしても水の上が恋しく、バスを釣りたくてウズウズしてしまう。

しかしながら当然低水温となるこれからのシーズンはハイシーズンと比べるとバスを釣り難くなることは事実。エリアや釣り方も限定的になってしまいその成功率は極端に下がってしまう。しっかりエリアを選んでじっくり釣り込まないと釣れない、言い換えればマグレや偶然で釣れる確率が極端に低いシーズンでもある。そのため逆に自分のスキルやウデを試すにはもってこいのシーズンともいえる。

そこで今回はこんな寒さにもめげず釣りに行きたくてウズウズしている私と同じクレージーアングラーに二つの代表的アプローチ方法を紹介しよう。

私がこの晩秋から初冬のシーズンに釣りをする際、まず重要視するのは「安定」という要素だ。このシーズンに最も間違いなくバスを釣る近道は状況の安定しているミドル〜ディープレンジを釣ることにある。シャローレンジに比べミドル〜ディープレンジは水温の上下など状況変化が少なく安定した状態が期待できる。そしてここにもう一つのキーワードを重ねることが更に重要だ、それがベイトフィッシュの存在である。低水温であってもそこにベイトフィッシュが存在していればバスは活発に捕食活動を行っておりタイミングと場所さえ合えば入れ喰いになることさえある。
このような冬のミドルディープの釣りで私が最も多用するルアーがメタル・ルアーである。中でもカストマスターやホプキンスといったジギングスプーンはこのような状態にあるバスに対して極めて効果的で、スクリーングしていることが多いこの時期のバスの競争心を煽り、反射的に口を使わせるにはもってこいのルアーである。
使い方の基本はロッドティップを連続的に30cm前後鋭く煽り、フォールするだけ。ほとんどのバイトは煽るアクションの合間かフォーリングの途中にあることが多い。
また極めて低活性なときはロッドを煽る幅を10cm程度まで細かくし煽るスピードもゆっくりにしたりするとバイトが出だしたりすることも多いのでアクションを色々試してみることも重要だ。
また様々なフォーリングスピードを出すために色々な重さを試すこともおすすめする。カラーローテーションよりも重量をローテーションしたほうが良い。もちろんバーティカルに釣ることになるのである程度スポットを絞り込むことが重要な釣りでもある。スポットを絞り込む際にベイトフィッシュの存在が重要になることは言うまでも無いが、さらに言うならボトムが泥底が良いケースとスタンディングティンバーやスタンプといったカバーの存在が重要な場合が存在する。

前者のケースは比較的水深のあるリザーバーや山上湖でワカサギが生息する湖に当てはまるケースである。そしてこれから紹介する後者は冬の川など比較的水深の浅いフィールドに当てはまるケースである。
冬の川などを釣る場合最も重要なことはタイミングである。寒波直後などではなく比較的天候の安定しているタイミングで釣行をおすすめする。冬の川などの水深の無いフィールドはこれからの時期極めてタフなケースが多いのだが全く釣れないわけではない。
チャネルのアウトサイドなどに沈むテトラポットやリップラップラインなどには数こそ少ないもののルアーに反応するバスが確実にいる。これらのバスに対してアプローチするルアーとして用いるのがクランクベイトとサスペンドミノーである。
クランクベイトを使う場合はもちろんスローリトリーブが基本。石やテトラポットなどに確実にリップをヒットさせながらワンノック、ワンノック丁寧にリトリーブしていく。サスペンドミノーの場合は鋭いジャークの後、確実にルアーを止めること。どちらかのルアーのどちらかのアクションに反応するバスは必ず存在する。ただいずれの場合もルアーの性能としてまず重要なのは潜行深度である。
こちらの釣りは前者のような入れ喰いこそ無いもののサイズはこちらのほうが出ることが圧倒的に多い。
もう一つアドバスするならこの釣りは晴れた日よりもたとえ多少気温が低くても曇った日や夕暮れ時などローライトコンデションのときのほうが成功する確率が高いことを私の経験則から付記しておこう。

これからますます寒さは厳しくなっていくことと思うがバスフィッシングはシーズンを通して楽しめる釣りであり、冬にしか楽しめない釣りがあることも事実、ぜひ寒さに負けずフィールドに足を運ぶことをお勧めする。通いなれたフィールドであってもハイシーズンでは見つけることが出来ない楽しみを発見できるはずである。

(2005/12/13)