HOME MAGAZINE Field Info. GUIDE ABOUT BBS LINK
「プリスポ−ンを攻略するためのヒント」

 
「シ−ズナルイベントに参加しよう」
 
 文字通りスポーニングの前というステージを示し、すでにスポーニングの準備行動をおこなっている状態をプリスポーニングと呼びます。したがって、秋口から見られる肛門部分の二次性徴的な表れではなく、実際にシャローへ上がってきてからを意味します。地域差もありますが、大半のバスがだいたい3月後半の水温10度を越えるあたりからこのようなステージに入っていくと考えていいと思います。
私が実際に観察したり感じたりしたプリすポーンの流れを簡単に解説すると、@セカンダリーポイントと呼ばれるスポーニングエリアの少し沖にバスが溜まり始めます。水深は肉眼透明度+1〜2mくらいのフラットです。Aそしてまずは♀♀バスがシャローフラットに上がります。大抵の場合、群ではないのですがまとまって行動しています。B続いて大体1週間遅れくらいで♂♂バスがシャローに上がります。♂♂はスポーニングエリアを単独あるいは数匹でウロウロとしてネストを作る準備をします。Cその頃、♀♀は少し沖目にポジションを取ったりして、スポーニングエリアの近辺をクルージングしています。その後♂♂はネストに♀♀を呼び込みスポーニングとなるわけです。ポイントは若干の緩やかな流れがあるところのほうがバスは多いです。
 
 では攻略方法を順を追って解説していきます。まず@の状態はクランクベイトやスピナーベイトが有効です。このフラット上では横の動きに対する反応が強いのが特徴です。張り出したフラットの上がり口になるところはピンスポットになることが多いのですが、そのフラットのサイドエッジ(フラットがワンドなら岬に近い方)ではエリアで狙うことが出来ます。また、このようなところにあるカバーは非常にいいポイントになります。ルアーは私の場合CB200やモデルA、バイブレーションを多用します。プレッシャーの高いところではラトル音の低いゲーリーのロデオクランクやバグリーズのベティB1、クランクカウルスなどを使用します。ショートスポットにはベビーシャッドやDTNもいいでしょう。ワームで食わせる場合はカバーは圧倒的にテキサスリグ、ライトリグはジグヘッドリグのミドストローリングやネコリグを使います。冬から春にかけてのバスにはストレート系のワームが効果的です。スライーダーワームやスタッド、カットテールが出番です。ちなみにフラットの少し手前のステージにはフットボールジグが有効です。ブレイクにフォールしてやる釣り方です。
次にAのステージ。これが一番難しい状態です。スポーニングエリアになると思われる1.5mくらいのシャローフラット上をよく観察してください。ウロウロしているデカバスが見えるようならサイトで狙えます。簡単には口を使わないのでフットボールジグやテキサスリグ、ジグヘッドリグのリアクションでトライします。付近のカバーもリアクション系の重めのラバージグやテキサスリグなどで攻めてみる価値があります。サイト以外の攻め方は引き続きクランクベイトなどです。ルアーはバンデット100が実績あります。バズベイトやトップでもたまに出ます。幅の狭いリザーバーなどではスポーニングエリア対岸の岩盤に♀♀バスが溜まっている場合もあります。‘03ワールドシリーズの亀山ダム戦がそのような状態でした。Bの頃になるともうネストも見え始めると思います。@Aのステージの魚も水温が高くなることで釣りやすくなるので、わざわざ小さくて痩せた♂♂を狙わなくてもいいと思います。狙い方はAの♀♀と同じです。ちなみにこの時期になるとC♀♀はスポーニングエリアの沖や対岸の岩盤などにつきます。ビックベイトで沖の立ち木やウィードを攻めてみるととんでもないビックママが出るときもあります。
 
 プリスポーンとはなんとなくいい時期のような気がしますが、実際には気難しいステージの魚なのでルアーローテーションや誘いのテクニックを集中してやることが重要です。小森理論的にはボートポジションにも最大限に気を使いたいところです。フラットの上を釣るときは、フラットの深いほうからダウンヒルに釣るほうがプレッシャーをかけ難くていいのです。またスポーニングを控えているためにでかいのは出てきますが、バスはあまりひかないことが多いです。釣ったら速やかにリリースしてスポーニングがうまくいくように祈りましょう。
それではこの時期ならではのビッグバスにチャレンジしてください。私は今年は琵琶湖で60のプリバスをガイドしています!!

(2005/03/21)